top of page
執筆者の写真松永 卓巳

保護者必見!サッカーシューズの選び方!

サッカーシューズと言われてもどれがサッカーシューズで、どんな時にどのシューズを選択すべきなのか、サッカー経験や知識の少ない保護者の方では難しいと思います。



また練習時によく見られるのが、明らかに大きすぎるシューズを履いている選手が多いことです。シューズはお金のかかることで少しぐらい大きめで長持ちさせようと思っている方がいたら大間違えで、技術面の向上はもちろん、扁平足を助長させて鈍足となり、ひどい場合膝や腰への傷害発生につながる一大事です。


まずどのシューズをいつ使うのかそして良いシューズ選び方、を本編で学んでいきましょう。


<シューズの種類>

主にチームの活動で使用するシューズはトレーニングシューズ、スパイク、そしてフットサルシューズになります。


<トレーニングシューズ>



靴底がラバー素材で少しデコボコしており、耐久性は低いものの衝撃吸収性に優れています。スパイクよりも靴底のデコボコが低いのでグリップ力は低く、グラウンドによってはよく滑る事もあります(スノーピークはよく滑る)が足への負担は少ないのが特徴です。


成長過程で骨や筋力が発達していない子供に適したシューズと言えます。


[使用環境]

・固い土のグラウンド

・固い人工芝(テニスコートのような)→OFA万博には適さない

・かなり浅い天然芝



<スパイク>



スパイクにはスタッドと呼ばれる突起が付いており、スタットが固定されているものと交換できるもの(取替え式:ジュニアはあまり履かない)があります。

トレーニングシューズよりもグリップ力が強く滑りにくいため、急なストップやダッシュ、方向転換などスムーズに行うことができる。


ただし、面で捉えるトレーニングシューズに比べて、スパイクはスタッドとう点で全体重を支えるため、強く踏み込んだ時にはより強い衝撃が足や膝、腰に伝わることになります。


成長過程にある子供に対しては負担の多いシューズなので、必要な時のみ履くようにしましょう。また、徒歩で練習に来る際にスパイクを着用すると滑って怪我をする恐れがあるので、スパイクは必ず履かずに持参するようにしましょう。


[使用環境]

・天然芝

・長めの人工芝

・柔らかい土のグラウンド

・雨に濡れたグラウンド



<フットサルシューズ>



トレーニングシューズに似ていますが、靴底のデコボコがなく、体育館シューズのようになっています。

主に体育館での使用になります。よく学校の体育館シューズや市販のランニングシューズを体育館練習の際に着用される方が多いのですが、それらのシューズは足の甲や側面がメッシュや布状のためボールを蹴ったり、激しく動き回るサッカーには耐えれず破けたり破損する恐れがあります。ですので、体育館の練習では極力フットサルシューズを着用することをお勧めします。


[使用環境]

・体育館

・短い人工芝△

・固い土のグラウンド△



<シューズ選びのポイント>


⑴試し履きは午後にするべし

人間の足は体重を支えているうちに大きくなります。足のサイズの大きい午後に試し履きをしてみましょう(または試合や練習時間に合わせるなど)。


⑵サッカーソックスを用意しておくべし

普段のソックスとサッカーソックスとではわずかにフィット感が違ってきます。サッカーをするときはサッカーソックスを着用して行うので、本当に合った靴を探すにはサッカーソックスを履いて試し履きしましょう。


⑶サイズ確認をするときは座って履くだけでなく、立ったり歩いたりすべし

よく足の横幅でシューズを選択される方がいらっしゃいますがこれが大きな間違えです。

つま先の余りは1cm未満(指1本以上空いたら適さない)で、足の指がシューズの中で自由に動くものが理想的です。また、立ったり、歩いたりして荷重がかかったり、動いた時に違和感がないか確認することを忘れずにしましょう。


子供の足の成長速度は半年で0.5cm伸びるか伸びないかくらいです(もちろん個人差はある)。


前述しましたが大きすぎるシューズが技術面の向上を妨げ、身体能力の低下、傷害発生の助長を招きます。必ず"その時に合ったサイズ"のシューズを選択しましょう。


また、なかなか自分に合ったシューズが見つからない場合は、同じサイズでもブランドごとに若干フィット感が違うので履き比べし、自分に合ったブランドがどこなのか探ることも大切です。また少し大きめなシューズに中敷を入れて調整するようにする方法もあります。


⑷必ず両足とも履くべし

足のサイズは左右で異なりますので必ず両足とも試着しましょう。

その時シューズのサイズは大き方の足に合わせると良いでしょう。

小さい方の足には中敷を入れることで調整できます。


⑸履き口に隙間がないかチェックすべし

靴ひもをしっかり上まで閉めた時に、シューズの吐き口が足首にぴったり沿っているか確認しましょう。指が入るほどの隙間があるようなら避けましょう。




シューズ選びの基本はどうでしたか?

間違ったサイズや合っていないシューズが子供のパフォーマンスと健康に大きく影響を与えることを学んでいただけたら何よりです。





サッカー選手は主に"足"で自分を表現するスポーツであり、"足"でお金を稼ぎます。

技術面の向上と健康維持のためにも子供の頃から良いシューズ選びを心がけましょう。


最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page